オマケのケ(笑)
なんとなくその後を締めてみようかね、と。でも読んでる方からすると不完全燃焼、だろうなぁ…と。分かっちゃいるけどこれ以上はもう何もしねぇんで、よろしくー






不思議なモンで、昔から意識し始めると早い。何がって?堕ちるのが。恋と地獄は堕ちる物、と誰かが言っていた。妙に納得出来てしまうから更に不思議だ。



二日酔い、寝起き………愚図々々な所へ投下された朝っぱらの告白。いや、正確に言えば今朝方言われたらしいが、綺麗サッパリ覚えちゃいねぇ。相手が女だったらとっくに引っ叩かれているだろう。そこは相手が創で良かった、と思うべきか。
その後も告白してきた当人はいつもと何ら変わらず、寧ろ俺が気にし過ぎかっつーくらいで。夕方には俺も考えるだけ阿呆らしくなってきて、一旦思考を止めて二日酔いも抜けたしってんで夕飯を食いに出掛けた。
が、俺が気を抜くのを待っていたようだ。そこから奴の猛攻は始まった。翌日以降カフェで会っても、だ。
別に口から砂糖を吐くんじゃないかと思うような口説き文句を言われる訳じゃあない。
が、今までにはないような気遣う所作、過剰なスキンシップ、しまいにゃ間接キス?なんて悪戯をする子供のような笑みを浮かべてみせる。そしてそれを不覚にも可愛いと思うようになりつつある。勿論他にも………時折見せる男くささがまた、ギャップ、とでもいうのか。悪くねぇ。
でもそれだけ。好きだの愛してるだのとは言われない。言葉はいつも通り。だからこそ始めこそ僅かにしていた警戒も解け、触れられる事も、気遣いも慣れていく。それが当たり前になる。
そして次第にそれは思考を浸食していく。仕事中にまで顔が浮かぶようになってきた。末期だ。
なんだかんだでほぼ毎日顔を合わせ、時間に余裕があれば飯を食うくらいはする。理由をつけて休日買い物へ出たり、お互いの家を行き来もするようになった。扱いは既に恋人と言っても過言じゃない。そう思い始めたら思考は止まらなくて、思い立ったら即行動派である自分を、この時ばかりは恨みもしたが、堕ちたらどうにもならいのもまた色恋。
こればかりは自分から言わなければ………。
そう意を決して、


「なんか、お前の事好きみてぇ」


晴れて両想い。
が、その数ヶ月後には俺は再び惚れた腫れたで痛い目に合う訳だが………それはまぁ、皆様の方がご存知だろっつー事で。










なんとなくちっとだけね。
まぁ、その後の苦悩もなんとなく落ち着いたし?終わり良ければ全て良し。
って事で5000hits企画お終い(笑)



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